もはや戸建が宿命の県

家づくりはお金がかかります。ハウスメーカーを選ぶのに重視するところ、どんな家にしたいのかしっかり考えないといい家ができても、あとから後悔すると思います。注文住宅で家を建てた私の場合は・・・
私は現在、40歳、男性会社員です。27歳の時に結婚をし、ローンを組んで一戸建てを購入しました。私の住んでいる富山県は、持ち家率が度々全国1位になります。中学の時からこの県に住んでいるのですが、このエリアには、結婚して一戸建てを作る、そうしてやっと一人前、みたいな空気が流れているような気がします。私もこの例に違わず、当然のように常設型住宅展示場に行き、妻と半年以上、色々な住宅メーカーのモデルハウスを見て回りました。その中で一番誠実な対応で、周りからの評判の良い住宅メーカーに注文住宅をお願いしました。土地はメーカーにお願いする前にすでに購入してありました。土地に合わせ、あれやこれやと打合せをしていくのですが、気付いたら当初予算の1.2倍は掛かっていました。家の1.2倍の予算増は相当なものです。高くなった原因は明らかです。玄関、トイレ周り、庭、キッチン、寝室などなど。数十万単位のオプションをどうするかその都度聞かれ、このころ夫婦共に金銭感覚がマヒしていた私達は、それぐらいだったら付けてもいいか、とオプションをすべて付けてしまいました。数千万の買い物をしたあとだと、数十万はとても少額に感じます。家自体は無事に完成し、予想以上のものが出来上がりました。そのメーカーに任せてよかったと思っています。ただ、このオプション類は必要だったか、という疑問が胸につかえています。注文住宅を頼む際、あるいはリフォームもそうかもしれませんが、とにかく金銭感覚を鋭く研ぎ澄ませておきましょう。数万、数十万は決して安くない、ということを常に自分、自分達に言い聞かせておきましょう。何か具体的な物に金額を置き換えるとより、自分への説得力が増すかもしれません。