好奇心をもって自ら取り込む子に育ってほしい、とにかくのびのび育ってほしいなど、我が子に対する思いを込めてマイホームづくりを考えている家庭は多いはずです。ただし、子供が成長するにあたり、住まいの役割は変わってくることは知っておくと良いです。
まず、0~6歳くらいまでのすくすく育つ頃は、家事をしながらも目が離せない時期でもあります。この時期に大切なのは、お互いの姿を見ることができる空間作りです。効率よい家事動線を考えたり、オープンキッチンを作ったりしてみると良いかもしれません。
そして7~12歳ころになると、色々なものに自ら触れて学んでいく時期となります。例えば、家族で共有できるライブラリースペースを設けたり、2階などを活用して子どもたちが自由に遊べる空間を設けたりすると良いでしょう。
さらに思春期にはいる13歳以降になると、1人で色々と物事を考える時間が欲しくなります。1人でいる空間を与えつつも、リビング階段を設けるなど、家族が顔を合わせられるような間取りは必要です。さらに洗面台を2つ並べて作るなど、朝の忙しい時間をお互いに急かさせない工夫も必要です。