家づくりでこんなのがあったらいいなと思うことがあるかもしれません。でもそれが本当に必要かどうかを見極めることは大切です。実際には作ってもらったのに全く使ってないということがあり得るからです。
例えばキッチン部分にある床下収納はどうでしょうか。あったら絶対に使えると思ったものの、実際にはシステムキッチンで十分に収納できてしまうので、わざわざ床下に入れるものがない、また入れたとしても取り出すのが面倒で結局使わなくなってしまったというケースは割と多いです。
またロフトはどうでしょうか。ロフト付きの家はお洒落で空間を生かした素敵な内観にもなりますが、実際には階段の上り下りが大変であること、収納するにも階段を利用しなければならないため、重たいものだと上げるのも降ろすのも重労働、そしてロフトは家の中の温かい空気が集まるために、エアコンが効きにくい、換気がしにくい、そして天井が低いのでなんだか威圧感がある、そんなこんなで、滅多に使わないスペースになってしまったということがあります。
必要と思っていたものが、実際には必要ではなかった例ですが、こうしたことにならないような見極めをすることが家づくりには必要です。