隣接住宅の日照を考えた住宅建築を

駅近で生活利便性が高く、治安も良好…そんな恵まれた土地にマイホームを建てられるというのは相当ラッキーな出来事に違いありません。
ただ誰もが羨む人気エリアだけに、マンションやアパート等の大型集合住宅が多数近隣に建てられるケースも多くなります。特に土地に余裕のある新興エリアの住宅街の場合、近隣へのマンション・アパート建設に伴う日照減少のデメリットには一応の注意を払う必要があります。
ただマンション・アパート建設に関しては、周辺住民の日照権確保の為に斜線規制を始め様々なルールが設けられており、トラブル発展に至る程の侵害リスクに関してそれ程心配しなくとも良くなりました。一方気を付けたいのが、自ら新築する住宅が周辺住宅の日照を遮ってしまうリスクです。
特に形状を自分好みにカスタマイズ出来る自由設計住宅の場合、自宅の思わぬ部位が隣家の日照を遮り、トラブルに発展してしまうケースが起こり得ます。
既に隣家が完成している土地に住宅を建てる場合、住宅建設会社や設計士と綿密に相談し、日照の干渉が起こらない形状にする事が大事です。